空気調和機(AHU)
システム
エアワッシャ組込空調機

除去したい成分に焦点をあてた
クリーンな環境づくりを実現。

半導体開発の現場や生産工場では単に清浄度の向上ではなく、とくに硫黄酸化物(SOx)や窒素酸化物(NOx)などのケミカルガスの除去といった特定成分の除去が欠かせません。一般空調においても幹線道路の沿線や工場地帯では、これらケミカルガスの除去が必要とされます。一方、病院や医療機関、食品工場や、バイオ関連の研究施設、老人医療施設などは清潔な環境づくりがかかせません。利用形態と目的に応じて、滴下式、長年親しまれてきたスプレー式のエアワッシャを用意しています。

利用施設

  • 工場
  • クリーンルーム

特長

システム

エアワッシャ組込空調機 システム例

タブ選択
滴下式エアワッシャ(2連1way方式)

洗浄水を滴下したエレメントに処理空気を接触させて、外気中に含まれる水溶性のガス成分を除去します。循環タンクが不要なため、コンパクトかつメンテナンス性に優れています。

  • 少水量の洗浄水で高いガス除去性能
  • pHや伝導率による水質管理が不要
少水量の洗浄水で確かなガス除去効果を発揮

セルを自由に追加することで、必要な性能を選択することが可能です。使用する水量はわずかL/G=0.01(※)です。
※加湿蒸発分は含みません。

水質管理が不要

補給水をエレメントに通した後、そのまま排水するため、pHや導電率による水質管理が不要です。

容易なメンテナンス

エアワッシャに送水する洗浄水をそのまま滴下エレメントに滴下・排水する構造で循環ポンプレス・循環タンクレスとなり、保守が容易です。

省スペース設計

使用する滴下エレメント数(セル数)を抑えて高い除去性能と省スペースを両立します。

実績が生きる、新晃工業のスプレー式。
新晃工業が開発したスプレー式エアワッシャは開発以来、標準として広く採用されつつ、ノズルやエリミネータの最適化をはかり、省スペース・少水量(L/G)を目指すとともに、信頼性を高めてきました。

  • 循環水L/G=0.2でポンプ容量も小さく、ランニングコストも低減
  • 従来の2バンク対向と比較して、気流方向の寸法を大幅に縮小
  • 樹脂製ノズルの採用で、ノズル交換も抵コスト(従来のステンレス製ノズルの約1/4)
循環水L/G=0.2でランニングコストを低減

最適な噴霧粒径の樹脂ノズルを採用することで、少水量で優れた除去性能と低コストを実現しました。

従来型(2バンク対向)より外形寸法を縮小

ノズルとエリミネータの配置設計を見直して、2バンク対応に比べて30%以上もコンパクト化を実現しました。

滴下式・スプレー式の除去性能

方式 滴下式(2連1WAY) スプレー式
滴下式の除去性能 スプレー式の除去性能
除去性能 アンモニア(NH3) 80% 80%
硫黄酸化物(SOx) 90% 85%
窒素酸化物(NOx) 50% 50%

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