CSR活動-当社が目指すCSR-

ESGを踏まえた持続可能な成長に向けて

 私たちSINKOグループは、「Conditioning Future」というスローガンのもと、事業活動を通じてCSRを推進しています。そして、環境(Environment)、社会(Social)、企業統治(Governance)への取り組みは企業の持続的成長に不可欠なものであるとの認識のもと、社会課題の解決に取り組んでいます。
 2015年国連サミットにおいて、貧困や飢餓、エネルギー、気候変動、平和的社会などのテーマを含んだ『持続可能な開発目標(SDGs:Sustainable Development Goals)』が採択されました。SINKOグループでは、少しでもSDGsの達成に貢献できるよう、製品を通じた地球温暖化防止や空調のエネルギー効率の改善に貢献したり、寄付を通じて質の高い教育を提供したりするなど、2030年の未来像の実現を目指して取り組んでいます。
 本報告ではSINKOグループのESGとSDGsへの取り組みもご紹介しています。

環境(Environment)〜人に、地球に、『快適環境の創造』~

 セントラル空調の最大のメリットは、熱の搬送にフロンガスを使わず水を使用するため、地球温暖化防止に貢献できるという点にあります。
 空調分野において、熱の移動を媒介する冷媒ガス(以下、冷媒)には、古くはアンモニアや二酸化硫黄、20世紀半ば頃からは高効率かつ不燃性で毒性もないフロンが利用されておりました。ところが、フロンによるオゾン層破壊問題がクローズアップされ、1987 年のモントリオール議定書によって特定フロンが規制されると、オゾン層を破壊しない代替フロンへの転換が始まりました。しかしその後、新たに地球温暖化問題が顕在化し、1997年の京都議定書では先進国が、2015年のパリ協定では発展途上国を含む全ての国が温室効果ガスの削減に取り組むこととなり、全世界で代替フロンに対する規制が進んでおります。
 このフロンガスを使用することが多い個別空調はその簡易性、利便性から採用が増加しておりますが、これらフロン規制を受けて、地球環境にやさしいセントラル空調の存在が改めてフォーカスされております。当社は、このセントラル空調方式の一部を担う空調機のメーカーであります。
 セントラル空調には、その他にも、フロンガスにはできない精密な温度・湿度制御ができる、上質な空気質を作ることができる、熱源をまとめて大型化するためエネルギー効率の高い運転ができる、機器がまとまって設置されているためメンテナンス性がよいなど、多くのメリットがあります。セントラル空調機の提供を通じ、これからも、人にとって・地球にとって、快適な環境を創造してまいります。

 セントラル空調を通じて建物の環境性に貢献したい私たちですが、自社建物の環境性も真摯に考えてまいりました。2020年4月にオープンしました「SINKO AIR DESIGN STUDIO」では、BELS(建築物省エネルギー性能表示制度)で5つ星評価を、CASBEE(建築環境総合性能評価システム)でSランク評価を獲得いたしました。

社会(Social)〜事業を通じた社会貢献・地域との共生~

 新型コロナウイルス感染拡大を受け、ウイルスを殺菌する空調機を販売しております。空調機に回収された室内空気に含まれている空気中のウイルスを、強力な紫外線ランプで殺菌する製品です。また、感染拡大を防止するには、外気による換気量を増やすことが有効とされており、病院やオフィスなど大型・高層建築物への外気導入を担うセントラル空調機の重要性が高まっております。全世界が未曽有の危機を経験するなかで、事業を通じて安心できる空気体験を、皆様に提供してまいります。
 地域活動として、毎年行われている秦野市こども健康部主催の「はだのこども館夏休み企業体験学習」で今年度も小学生19名と保護者10名を、テクニカルセンターと神奈川工場にて受け入れ、工場見学や「見て・聞いて・感じて」をテーマに体験学習していただきました。また、中学生のキャリア教育への一環として行われている「かながわ探求工場訪問」の受け入れや、空調業界・ものづくりへの理解を深めてもらうために関東の大学生対象にしたテクニカルセンター・工場の見学会開催、秦野市障害者日中サービスセンターご利用者の工場見学開催など、地域の皆様との共生と教育への貢献を目指しております。
 グループ会社である千代田ビル管財では、毎朝、最寄り駅や事業所の周辺を清掃し、地域の美化に努めています。さらに、川崎市が主催するクリーン大作戦に参加し、道路の清掃活動を実施すると共に、ごみのポイ捨て防止の啓発横断幕を掲示しました。
 社会貢献の一例として、社会貢献ギフトを含んだ株主優待制度があります。2019年度は、国連WFP協会、日本ユニセフ協会への寄付コースを設け、株主様がご選択された寄付と合わせ、お申込を頂かなかった優待品相当額を寄付させていただきました。株主の皆様にはご協力を賜り、有難うございました。ここに御礼申し上げます。その結果、2019年度は、総額2,201,000円を寄付することができました。その他、グループ会社である新晃アトモスより、首里城再建支援のための沖縄県民募金へ1,000,000円を寄付させていただきました。世界遺産・首里城の早期再建を祈念しております。

企業統治(Governance)〜ガバナンス体制の充実~

 当社は、取締役会の監査・ 監督機能の強化とコーポレート・ガバナンスの一層の充実を図ることを目的として、監査等委員会設置会社を選択しています。また、ガバナンス強化の一つとして社外取締役の増員に努めてきた結果、取締役会14名のうち5名が社外取締役となりました。なお、社外取締役のうち1名は女性の取締役であるほか、社員がジェンダーに関わりなく活躍できる職場づくりに取り組み、「大阪市女性活躍リーディングカンパニー」の最高位認定を受けております。
 その他の企業統治体制として、内部監査室、コンプライアンス室、情報セキュリティ管理室を設置しており、当社グループにおける一層のガバナンス強化に努めています。