サステナビリティ-人財・従業員-

優れた人財の育成、優れた職場環境の提供、ダイバーシティの実現を目指していきます。

人財育成

 当社は「企業は人なり」の理念のもと、社員の能力開発に取り組んでいます。

新入社員研修 ~早くプロになってほしいから「じっくり」新人研修を行います。~

4月

 SINKOグループの新入社員が一堂に会して社会人としてのマナーや、働く上で必要となる技術知識、製品知識等を学びます。
 空調機の納入現場の見学や、外部講師を招いた社会人基礎力養成研修等幅広いプログラムを通して、社会人としての基本を学びます。
 ※本年度は、コロナ禍への対応として、オンラインと対面の両方を取り入れた研修を実施しました。

研修風景

5月~9月

 正式配属後スムーズに業務を行うため『ジョブローテーション研修』を実施。
 複数部署を経験する中で、職場の雰囲気や業務の流れを理解することが、今後のキャリア形成の助けとなります。

10月~翌年9月

 ジョブローテーション研修の後は、技術的な基礎知識を集合研修でしっかり学び、設計実務研修や工場研修を通して技術的スキルを定着させます。

フォローアップ研修

若手社員(入社2・3年目社員)に対し、入社時から現在までの仕事に対する姿勢や取り組み方、行動を振り返り、これからの自己の課題や目標を明確にさせると共に問題解決手法等のビジネススキルの習得の研修を実施いたしました。また、同期との交流を通じて悩みや不安を解消し、今以上に意欲を持って働くための『きっかけづくり』としてフォローアップ研修を合宿方式で実施しました。

リーダーシップ研修

新任管理職および管理職直前の社員を対象に、世の中の状況や会社の方針・目標を受け、自ら考え、どのように部下を導くかなど今後のリーダー(管理職)としての必要な知識や考え方を学ぶ研修を実施しました。

AI入門・機械学習プログラミング研修

SINKOグループが持つデータ資産をより高度な水準で活用するため、AI技術を学ぶ社内研修を毎年実施しています。AIに関する知識ゼロの状態から、AIの仕組み・活用事例と今後の可能性・機械学習プログラミングを学び、終わる頃には参加者全員がAIをつくってしまう研修となっています。SINKOグループでは、2017年から始めた当社内研修をベースにAI開発プロジェクトが立ち上がり、今では複数のAIが事業に実装されております。

職場改善ワークショップ

 職場環境改善を目的に、外部講師を招いて、ワークショップを開催いたしました。職場でのストレス解消や課題解決に取り組んでいます。

鈴木道場清掃作業研修

千代田ビル管財㈱では、社内にある研修スペース「鈴木道場」にて、清掃技術研修を行っており、国家検定であるビルクリーニング技能士1級取得に力を入れております。

2016年より単一等級から複数等級に変更となり、試験の内容も大きく変わった為、取得が更に難しくなったビルクリーニング技能士1級ですが、お仕事をいただく上での必須条件の一つとしてお客様より挙げられることも多く、そのニーズは更に高まったといえます。

鈴木道場では、ビルクリーニング技能士1級用実技試験場を再現しており、本番さながらの実技研修を可能にしています。
また、モップやほうきを使った初歩的な作業から、壁面清掃作業、カーペット洗浄作業、床面洗浄作業等、様々な研修を行う事ができ、自信と技術を身に着け培った技術を現場で活かすことができます。

テクニカルセンターと神奈川工場合同の防災訓練

・訓練実施日:2022年12月23日(金)
・訓練の出火場所:物流センターを想定

消防隊長よりの訓示

消火器による模擬消火

被災者の救護

防災への取り組み〜千代田ビル管財消防訓練〜

千代田ビル管財㈱では例年、日本橋消防署に指導を頂きながら、消防訓練を行っております。

今年度の訓練(2022年11月25日)では、
①避難訓練(館内への一斉放送訓練、119番通報訓練)
②消火器使用による初期消火訓練
③消火栓使用方法及び留意事項
④避難器具ORIRO使用方法
⑤AED使用による心肺蘇生訓練
を実施いたしました。

日本橋消防署の方々にアドバイスを仰ぎながら、毎年メニューを変え、訓練を行っております。

安全大会の開催

 千代田ビル管財㈱では、従業員及び協力業者の方々の安全意識の高揚を図り、安全衛生活動を推進する一環として毎年安全大会を開催しております。

 2022年度は、6月27日と11月18日に開催し、優良事業所表彰、コンプライアンス研修会、安全関係ヒヤリ・ハットの発表等、安全衛生に関する研修及び、優良ドライバー表彰、警視庁中央警察署からの派遣講師による安全講話など、安全運転に関する研修を行っております。

次世代研修、ワーク・ライフ・バランス会議の実施

 新晃アトモスでは、中堅社員を対象に、「考える」をテーマに次世代研修を行っています。
同研修では、会社の課題や、より良い働き方についてグループディスカッション・発表を行い、同期や先輩後輩の意見を聞くことで調整力も養う研修として当社社員成長の一翼を担う研修となっています。
 また、働きやすい環境をより進化させるため1回/月のペースでワーク・ライフ・バランスに特化した会議を行っています。若手からベテラン・管理職が部門・役職を越えて活発に議論し様々な改善策を打ち出し、随時社内で展開しています。

技能検定取得の推進

 工場では、社員の技能とモチベーション向上のため技能検定制度へのチャレンジを推進しています。
 日頃培った技術が、資格という目に見える形で評価されるため取得を目指すものも多く、現在、工場板金、塗装などの作業で5名の一級技能士が活躍しています。

危険体感道場の開催

 製造現場には、重量物、プレス機、有機溶剤、天井クレーン、フォークリフトなどの危険を伴う作業が多数存在しています。工場ではこのような危険を安全に体感できる場を設け、社員が講師となり「危険体感道場」と称して講習を開催しています。
 今年度からはVRも活用し、さらなる安全意識の向上を目指すつもりです。

安否確認訓練

 甚大な被害をもたらす地震・台風などの自然災害やその他緊急事態が発生した際、事業を継続し早期に再開させるためには、自社の被災状況を迅速・的確に把握することが重要となります。
新晃工業では、BCP対策として、特に社員やその家族の安否を的確に把握することが最重要課題と捉え、「安否確認システム」を導入しています。
2017年より年に2回、同システムを利用した安否確認訓練を実施しています。

優れた職場環境の提供

 従業員一人ひとりのやる気を最も効果的に発揮できる社風を大事にし、職場での「私の意見」が活かされる経営を目指しています。
 また、人事・労務政策等、企業福祉の充実をはかり、常に見直す努力を続けています。

一般事業主行動計画の策定

女性が就業継続し活躍できる雇用環境の整備や、従業員の仕事と家庭の両立を図るための雇用環境の整備を目的に以下の一般事業主行動計画を策定しました。

「両立支援のひろば:一般事業主行動計画公表サイト」

新晃工業株式会社
千代田ビル管財株式会社

外国人留学生の積極採用

 新晃工業では外国人留学生を積極採用しており、日本での就職についての情報提供を通年的に実施しています。文部科学省「留学生就職促進支援プログラム」を推進するコンソーシアム(SUCCESS-Osaka※1)のイベントにて日本での働き方を紹介し、興味を持った留学生にはオンラインインターンシップへ招待しています。
 ※1SUCCESS-Osaka…関西大や大阪大学など大阪の主要大学や公的機関、在版企業などで構成するコンソーシアム。大阪の留学生の増加を促進するため、住環境の支援をはじめ卒業後、大阪近隣での就職に向けた就労支援活動を実施している。
 また、当社では、入社した外国人留学生が長く定着・活躍していることから、経済産業省が発行するハンドブック※2上に好事例として掲載されています。
 ※2『外国人留学生の採用や入社後の活躍に向けたハンドブック~実践企業に学ぶ12の秘訣~』

ダイバーシティ推進委員会の設置

社内公募にて、性別、国籍、年齢にとらわれず選ばれたメンバーで「企業の中核人材における多様性の確保や人材育成方針、社内環境整備方針」における施策の立案・実行を推進するダイバーシティ推進委員会を設立しました。
性別や国籍・年齢などに関係なく、誰もがその可能性を引き出し、能力を十分に発揮でき、またワーク・ライフバランスの充実等の健全な働く環境を目指し、“誰もが幸せに働ける職場づくり”に取組んでいます。

契約社員の正規雇用

SINKOグループでは契約社員の正規雇用への転換を推進・実施しています。

2017年度 実績 4名
2018年度 実績 19名
2019年度 実績 17名
2020年度 実績 0名
2021年度 実績 15名
2022年度 実績 6名

特別再雇用特例制度の導入

高齢社会を迎えるにあたり、従業員のさらなる長期的活躍を目指し、60歳から65歳までの定年後再雇用制度に加え、一定の要件を満たした従業員に最長70歳まで再雇用する特別再雇用特例制度を導入・実施しています。現在、12名が特別再雇用特例制度にて活躍しています。

障がい者雇用の推進

障がい者雇用の充足率は100%です。
“誰もが幸せに働ける職場づくり”に取組んでいます。

労働安全衛生の取り組み

 心身両面で健康の保持、増進を目的に、「定期健康診断の実施」や月に1度の産業医との「健康相談」、「メンタルヘルス相談」ができる取り組みを行っています。

(安全)衛生委員会

一人ひとりが元気に働ける環境づくりをめざし、毎月1度の(安全)衛生委員会を実施し、心身の健康の確保に取り組んでいます。

【実施例】

  • ・外部相談窓口の設置
  • ・従業員50名以下の事業所にも産業医や保健師を選任し、月に1度の産業医との定期面談を実施
  • ・ストレスチェック診断の実施

月一回開催される衛生委員会の風景

帰宅困難者対策

 震災・大雪・台風直撃による帰宅困難者への対応として、帰宅困難者対応および安否確認マニュアルの周知、食料等の備蓄を実施し、各従業員に帰宅支援セットを支給しています。

帰宅支援セット

備蓄品

非常用電池

神奈川工場 無人搬送車(AGV)による製品運搬開始

神奈川工場において、一部のラインで無人搬送車(AGV)による製品運搬を開始しました。
工場建屋内、工場建屋間を2台の無人搬送車(AGV)が無人搬送を行っています。

無人搬送車(AGV)導入効果
・フォークリフトを廃止することで、運転資格の不要化、排ガス削減。
・無人にすることで、フォークリフト従事者の作業環境改善(暑さ・寒さ対策)、運搬作業削減、事故災害リスク低減。

「大阪市女性活躍リーディングカンパニー」として認証されています

 大阪市では、女性にとって働きやすい職場環境の整備に積極的に取り組む企業等を、市が一定の基準に則り認証し、当該の企業等が社会的に認知されることでその取組みが広く普及するよう、「女性活躍リーディングカンパニー」認証を実施しています。
 当社は認証審査の結果、最高位の「二つ星認証」を取得しています。
 今後も、より一層社員が活躍できる環境整備を進めていきます。

ワーク・ライフ・バランスへの取り組み

社員の仕事と生活との両面を支援していく制度を多数導入しています。

産休・育児休業/介護休業

従業員が安心して育児や介護と仕事を両立できるよう、小学校3年生までの短時間勤務制度(5時間または6時間勤務)や時差出勤、男性への育児休業推進など、両立支援制度を充実させ、職場環境の整備に努めています。
2022年度 女性の育児休業取得者6名、男性の育児休業取得者7名

男性社員による『育児休業』の感想

私は育児休業制度を利用しました。
仕事を休んでいるため、育児(夜泣きなど)での睡眠不足による業務の影響を考える必要がない等、心の余裕がもてました。
育児に専念できたことで、産後の大変さを経験することができたこと、なによりこどもの成長をずっと見ることができるのは、何ものにも代えがたい貴重な時間でした。

短時間勤務制度/子の看護・サポート休暇

 短時間勤務制度の対象となる子供の年齢および勤務時間について法定基準を上回るよう設定しました。
 また、子供の病気や健康診断だけでなく、学校行事への出席などのためにも利用可能な「子の看護・サポート休暇」を導入しています。

ノー残業デー

毎週水曜日は、全員定時退社する「ノー残業デー」としており、毎週水曜の社内放送での定時退社の促しや退館確認により、定時退社を推奨しています。

有給休暇失効分の積立休暇制度の導入

 近年、高齢社会、共働き世帯や未婚率の増加から、仕事と介護の両立問題がますます高まってくる状況のもと、いつ始まるのか、いつまで続くのか分からない介護に対して、介護を理由とした離職を防止するため、年次有給休暇の失効分を最大40日まで積み立て出来る「年次有給休暇の積立保存制度」を導入しています。

福利厚生〜同好会活動を援助〜

 各事業所で独自に運営する文化・体育の同好会活動を通じて、従業員が健康増進と情操の向上を図れるようにその活動費の一部を援助し、社員間のコミュニケーション向上と同好会の一層の発展を支援しています。
 現在、フットサル・サーフィン・釣り・写真等、16団体の同好会が活動中です。

フットサル同好会

ゴルフ同好会