空気調和機(AHU)
構成部品
全熱交換器

快適環境をつくる換気と省エネルギーに貢献。

特徴

快適環境をつくる換気と省エネルギーに貢献

全熱交換器は、ローターの回転により全熱または顕熱を排気から給気に熱回収する蓄熱式熱交換器です。オフィスビル、一般ビル、工場など冷暖房時の外気負荷軽減に、夏冬を通して貢献できる投資効率の良い代表的な空調用省エネルギー機器といえます。一般的にはローターは、アルミ素材を使用します。温水プール、動物飼育室などの腐食性空気を扱う場合は、必要に応じて端面防食処理を行う等の対応が可能です。また、静止型全熱交換器もあります。

全熱交換器の構造
  • パージセクター
    排気が給気側へ移行するのを防ぐ役目をします

全熱交換機 パージセクター

ファンの配列と還気・外気移行率の例

ファン配列還気移行率外気移行率記 事
1%程度5%程度良い配列
2%程度4%程度良い配列
0%程度19%程度外気移行大
11%程度0%程度還気移行大

中間期制御

中間期(外気冷房時)は全熱交換器による熱回収は不要であるため、以下に示す方法が考えられます。

  • バイパス制御
    全熱交換器にバイパスダンパを設けて、中間期は全熱交換器を通過しないようにします。外気は熱交換されずに室内に給気されます。
  • タイマ制御
    タイマによりローターの運転を断続的にON-OFFすることによりローターの目詰まりを防止します。外気は熱交換されずに室内に給気されます。
  • 回転速度制御
    ローターの回転速度を変化させ、熱交換効率を下げて制御する方法。外気は必要量だけ熱交換されて室内に給気されます。

結露・凍結防止対策

極寒条件下や還気の湿度が異常に高い場合は、空気線図に示すようにOA~RA線が飽和曲線を横切り、ローター内で結露や凍結が起こる可能性が生じます。その詰果、目詰りによる効率低下、ローターの損傷、寿命低下につながる恐れがあリます。このような場合は青線で示すように、OA(外気)を予熱することで容易に防止できます。

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