空気調和機(AHU)
構成部品
エアフィルタ

対象粉じんにより、ろ材タイプ、洗浄タイプ、自動更新タイプなど多彩に用意。

特長

対象粉じんにより、ろ材タイプ、洗浄タイプ、自動更新タイプなど多彩に用意

粗じん用エアフィルタ(中・高性能フィルタのプレフィルタとして、一般的な建物で使用)

パネル型エアフィルタ

ろ材に合成繊維不織布またはガラス繊維を使用し、数回の洗浄が可能な再生用と使い捨て用があります。捕集率60~90%(質量法)まで各種。また粘着性のあるもの、撥水性、抗菌性のあるものなど各種あります。

自動巻取型エアフィルタ(ロールエアフィルタ)

合成繊維、ガラス繊維製の口ール状ろ材を駆動装置により自動的に巻取更新を行うフィルタ。ろ材更新機構にはタイマ式と差圧式があります。捕集率86%(質量法)。形状は縦に巻き取る形式と横に巻き取る形式があり、空気調和機に組込む場合と、挟み込む場合があります。
〈電源電圧3φ200V(400V)〉

中・高性能エアフィルタ(ビル衛生管理法対象の一般的な建物で使用)

ろ材折込型エアフィルタ(セル型エアフィルタ)

極細の合成繊維またはガラス繊維をジグザグに折り込んだフィルタです。捕集率60%以上(比色法)の中性能、捕集率90%以上(比色法)の高性能、またロングライフタイプなど各種あります。

ろ材折込型エアフィルタ(薄型)(ミニプリーツエアフィルタ)

コンパクト型、ターミナル型など小型の空気調和機用に開発。厚さ65mmの薄型でありながら、ろ過面積を大きく確保しました。捕集率65%以上(比色法)の中性能、捕集率90%以上(比色法)の高性能があります。

電気集じん器(高性能エアフィルタとして使用)

自動巻取型エアフィルタ

極微細なダストを荷電部で帯電させ、集じん部で有効に付着。凝集粗粒化した後、アフタフィルタの自動巻ろ材で捕集します。捕集率90%以上(比色法)。
(コンパクト型空調機などに組込む場合は自動巻取型のエアフィルタの代わりにパネル型フィルタを使用するタイプもあります。)
〈電源電圧3φ200V(400V)〉

高性能エアフィルタ(クリーンルームなど超清掃空間で使用)

ろ材折込型エアフィルタ(HEPA)

ろ材にガラス繊維を使用。基本的には中・高性能エアフィルタと同様ですが、取付け部から絶対に空気漏れがあってはならないため、すべてがシールを施されたものが必要になります。捕集率99.97%以上(0.3μm粒子)~99.999%以上(0.1μm粒子)。また使用目的によって、外枠材、セパレータ、シール材など多種類の組み合わせの中から、最適フィルタが選択されます。

その他の特殊エアフィルタ

塩害防止エアフィルタ

海岸近くの簡易な塩害防止のために使用されるエアフィルタです。海塩粒子は潮解性があるため、ろ材を2層ないし、3層の多層構造としています。

活性炭・化学吸着エアフィルタ

有毒ガスの除去には、吸着、化学反応、触媒作用または湿式による方法があります。一般的に臭気、有機性ガスの除去には活性炭エアフィルタによる吸着法が多く使用されます。対象とするガスの種類、濃度、量、ライフにより有効なフィルタを選択します。

フィルタの効率

質量法 比色法 計数法
要約 粗大粒子を除去するエアフィルタの集塵効率性能を測定する試験方法です。質量法試験装置の上部より粉じんを流し、試験ろ材に捕集させます。試験ろ材を通過した粉じんをバックアップエアフィルタで捕集し、この粉じんの捕集量、導入量により重量基準での効率を算出した能力です。
微細粒子を除去する高・中性能エアフィルタの集塵効率性能を測定する試験方法です。粉じん捕集前と捕集後の空気をろ紙にサンプリングして、ろ紙の透過光量を測定し効率を算出した能力です。
高・中性能フィルタ、HEPA、ULPAフィルタの集塵効率性能を測定する試験方法です。試験装置の上部より試験粉体を単分散で発生させ、粉じん捕集前と捕集後の粉体濃度を測定し効率を算出した能力です。
フィルタ機能 パネル型、自動巻取型エアフィルタ 高・中性能フィルタ
電気集塵器
高・中性能フィルタ
HEPA、ULPA
原理

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