空気調和機(AHU)
構成部品風量制御装置
快適性と省エネルギー性を両立した、多彩な風量制御装置をラインアップ。
特長
快適性と省エネルギー性を両立した、多彩な風量制御装置をラインアップ
インバータ制御方式
インバータ制御方式は、周波数を制御することによって、モータ回転数をコントロールする方式です。そのため、あらゆる方式の空気調和機に取付け可能で、きわめて有効な省エネ性を発揮します。
インバータ制御システム例
スクロールダンパ方式(シロッコファン内蔵の空気調和機専用)
吐出風量を任意に設定でき、負荷に応じて室内への送風量と空気条件をある程度調節できます。また、設計時のオーバデザイン調整も容易。
とくに別個にダンパを使用して調整する場合に比べ、圧損の増加がありません。風量制御で騒音の発生を抑えた運転が可能です。
スクロールダンパ構造
風量制御方式別消費電力比較
各種方式の比較
方式名 | 制御箇所(構造) | メリット | デメリット |
---|---|---|---|
吐出ダンパ方式 | 送風機吐出部 ダクトダンパを設ける | 1.手軽に行える 2.安価である | 1.動力節減率が低い 2.大きな初期圧損がある |
スクロールダンパ方式 | ケーシングのスクロール部の形状を変化させる | 1.スクロールダンパ全開時での初期圧損が少ない 2.風量減少時の動力節減がすぐれている 3.風量減少時の騒音低減が大きい 4.比較的安価である 5.低風量時でもサージングを起こさない | 空調機サイズが多少大きくなる |
静圧制御によるインバータ方式 | モータ部 静圧の変化によりインバータを制御 | 1.風量減少時の動力節減が非常に大きい 2.フィルタ、コイル、エリミネータなどの抵抗が低減すれば風量が一定でも動力節減が可能 | 差圧検出位置の選択が難しい |
VAV状態信号制御によるインバータ方式 | モータ部 VAV状態信号を利用してインバータを制御 | 1.風量減少時の動力節減が最も大きい 2.VAVシステムが常時、最小動力状態で安定して運転される 3.比較的安価である 4.計装工事がほとんど不要 |