会社情報
マテリアリティ
当社グループでは、ESG活動の各種取り組みを2021年にESGマテリアリティおよび具体的なアクションプランにまとめて整理し、PDCAサイクルを回して活動してまいりました。しかし、社会情勢や経済構造が変化する中で長期的な企業価値の創造には、より進化したマテリアリティに基づく戦略が必要不可欠です。そこで、より広い視野で経営課題を認識するため、長期ビジョン「VISION 2030:空気で未来を拓く」および中期経営計画「move.2027」を踏まえて、新たにマテリアリティとして整理しました。経営計画の見直しなどのタイミングに合わせて適宜必要な見直しを行ってまいります。
マテリアリティの特定・
見直しプロセス
- STEP1課題の抽出
- 当社グループの事業特性・事業環境を考慮し、国際的なガイドラインを参考に課題を抽出
- STEP2課題の審議・重要性の評価
- 抽出した課題に対し【社会・環境への影響度】【当社グループの事業への重要度】を審議し、重要性を評価
- STEP3マテリアリティの特定
- 重要性が高い課題について、取締役会にて妥当性の確認および承認を経てマテリアリティとして特定し、事業戦略に組み込み具体的な取り組みを実施
- STEP4定期的なアップデート
- 経営計画(長期ビジョンや中期経営計画)見直しに合わせ、定期的に必要なアップデートを実施
価値創造ストーリーによる
マテリアリティの位置付け


指標と目標
長期ビジョンの実現に向けた取り組みとして、特定したマテリアリティをさらに具体的なテーマに落とし込んで施策を立案し、それぞれにKPIを定めて推進していきます。
マテリアリティ
持続可能な社会の実現に向けた空調インフラの提供
- 脱炭素推進による製品・サービスの環境価値向上
- バリューチェーン施策でのグループ力を活かした事業強化
- 社会・産業全体のレジリエンスに貢献する価値提供
デジタル技術革新(DX)による新しい価値の創造
- 業務プロセスの効率化と生産性向上の仕組み構築
- 製品の安全性と信頼性の追求
多様な人財が活躍できる環境整備と制度の構築
- 資本コスト経営の浸透とワクワクの創造
- 誰もが幸せに働ける環境づくり
- 多様な人財の活躍推進
透明性の高いガバナンス体制の構築
- 取締役会の機能発揮と多様性の確保
- ステークホルダーとの対話の推進
- リスク管理体制の強化
マテリアリティと長期ビジョンの実現に向けた『取り組み・KPI』
マテリアリティ | テーマ | 関連する主な項目 | 取り組み・KPI |
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持続可能な社会の実現に向けた
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製品価値の向上 |
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既存事業の深耕、新市場開拓 |
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カーボンニュートラルの実現 |
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デジタル技術革新(DX)による
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生産能力・生産効率の向上 |
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総合品質の向上 |
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多様な人財が活躍できる
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挑戦を促す企業文化の定着 |
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働きやすさの向上 |
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人権の尊重、多様性を活かした持続的成長 |
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透明性の高いガバナンス体制の構築
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ステークホルダーとの対話・共生 |
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企業ガバナンス体制強化 |
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リスクマネジメント強化 |
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コンプライアンス遵守 |
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従来ESGマテリアリティとして特定していた項目のうち、事業との関連性や影響度が相対的に低いと判断された項目については、今回のマテリアリティから除外いたしました。
除外したマテリアリティは、将来的なリスクや機会としての可能性を踏まえ、社内での継続的なモニタリング対象とし、必要に応じて再度マテリアリティとして位置付けることも視野に入れております。