ヒートポンプ空調機

ヒートポンプ空調機とは

地球温暖化防止へ、空調機器メーカーから、ひとつの解答

<CO2排出の抑制に貢献できる製品づくり>
地球温暖化の抑制は、いまやあらゆる企業や個人にとって避けることのできない課題となっています。これまで経済効果を優先してきた活動から、次世代によりよい環境を手渡していく責任が、企業にも、個人にも、明確に課せられていることを誰もが認識する活動へと価値観を転換しなくてはなりません。
新晃工業は、「地球資源が有限であることを認識し、環境汚染の予防に永続的に配慮していく」ことを重要課題のひとつとして捉え、空調機器メーカーとして環境保全を考慮した製品開発、生産を行い、同時に、ご利用いただくことで、地球温暖化防止に貢献できる製品づくりをめざしています。

建物全体エネルギーの約40%が空調エネルギーとして消費

オフィスビルの空調用エネルギー消費量は、建物全体の40%にも達します。消費するエネルギーは、すべてCO2排出量に換算することが可能ですので、空調機器の省エネルギー化は、建物の温室効果ガス排出量削減にとても効果的です。20年、30年単位で活用する空調機器だからこそ、地球温暖化防止に貢献できる空気調和機を選定いただくことをおすすめします。

建物全体エネルギーの約40%が空調エネルギーとして消費

ヒートポンプの力を最大限に生かせる、空気調和機

新晃工業は、空調機器の開発にあたって、省エネルギー性の向上、温室効果ガス量削減対策、環境保全対策などを講じることが、きわめて重要なことと、早くから認識してきました。
平成4年(1992年)には、わが国で初めてプラグファンを採用した空気調和機を発表。また、平成8年(1996年)には、ガルバリウム鋼板を採用した空気調和機を開発するなど、現在の空気調和機のプロトタイプをつくり続けてきました。
そしていま、日本が世界をリードする省エネ技術・ヒートポンプの効果を最大限に生かした空気調和機、ヒートポンプ空調機「ヒーポンシスパック」を開発。地球温暖化防止に貢献する製品として、広くご活用いただくことを願っています。

ヒーポンシスパックの背景

高度な機能・性能と、環境への優しさを両立した、ヒーポンシスパック。
SINKO空気調和機と空冷セパレート型ヒートポンプを組み合わせた、ヒーポンシスパック。
優れた機能性と環境負荷低減を兼ね備えた、人にも、環境にも、優しい空冷ヒートポンプ式空調機です。
ヒーポンシスパックは、独自の技術を集約した空気調和機と、独立した熱源を持つ空冷セパレート型ヒートポンプを組み合わせたシステム構成。従来のパッケージでは困難だった可変風量制御、湿度制御、高集塵フィルタなどの空気調和機として優れた機能を持ちながら、自由度の高い熱源設置が可能です。
さらに、空気調和機、ヒートポンプ双方の高い省エネルギー性により、環境に留意したハイレベルな空調を可能にします。また、SINKO空気調和機が持つ、豊富な製品群により多種多様の選定が行え、加湿器や全熱交換器とともに熱源と空調に必要な機能をすべてパッケージ化。シンプルな設計を実現します。

ヒーポンシスパックの背景

ヒートポンプとは…

私たちの身近に無尽蔵に存在する「空気中の熱」を効率よく汲み上げ、水や空気を熱したり、冷やしたりする機器をヒートポンプと言います。投入した電気エネルギーの3~6倍の熱エネルギーが得られるため、CO2排出量も半分以下に削減でき、温暖化の危機にある地球を救う技術として注目を集めています。しかも、この省エネ技術は、日本が世界をリード。日本中で積極的に活用し、全世界に広めていくことで、地球の低炭素化に貢献します。

ヒーポンシスパックの特長

高機能、高性能、高環境対応。
時代に求められる環境負荷提言に加え、ハイレベルな空調を実現します。

ヒーポンシスパックの特長

ヒーポンシスパックとは

温度制御機能、湿度制御機能、空気浄化機能を持ち、質の高い空調が可能です。しかも、可変風量、外気冷房、熱回収など、さまざまな省エネルギー機能が利用でき、ランニングコストの削減に大きく貢献します。
1台の空気調和機に室外機を複数台組み合わせることで、室外機の運転時間平準化により、システムの長寿命化を図り、デフロスト運転時の冷風吹出しを抑え、万一の故障に対してもバックアップ運転により、空調の完全停止を防止します。
※ガスヒートポンプ(GHP)型に関してはお問い合わせください。

スケーラブルなラインアップ

空気調和機は3,000~30,000m3/h、室外機は4~96馬力までラインアップ。還気ファン付、全熱交換器付なども多彩に取り揃えており、さまざまなニーズに対応します。

ランニングコストを大幅削減

仕様点に合わせてランナ径とブレード幅を都度設計して製作するオーダメイドランナ方式(プラグファン)により高効率なファン設計を行い、ランニングコストを大幅に削減します。圧縮機およびファンモータともにDCモータを採用し、圧縮機においてはインバータ制御を行うことで省電力化を追求。さらに4面熱交構造により、風速分布、フロスト性を改善し、高効率な運転を実現します。

ランニングコストを大幅削減

高い環境性能

気調和機のメインフレーム(ステンレス製)および、外板(ガルバリウム鋼板)を塗装レスにしたことにより、CO2削減を実現するとともに、生産時の環境を良好にすることができました。 また、ヒートポンプは、オゾン破壊係数ゼロの新冷媒R410Aを採用。さらにDCインバータ圧縮機、DCファンモータの採用により、省エネルギー化を実現しています。

快適環境と省エネを実現する全熱交換器対応

排気から給気に熱回収することで、冷暖房時の外気負荷を軽減させ、空気調和機の省エネルギー化に貢献します。ロータにはアルミ素材を使用していますが、必要に応じて防食処理、セラミック素材を使用するなどの対応もできます。

快適環境と省エネを実現する全熱交換器対応

ロータ式全熱交換機

室外機のローテーション運転が可能

1台の空気調和機に室外機(圧縮機)を複数台組み合わせることで、システムの長寿命化、バックアップ運転、デフロスト時の冷風送風の緩和、運転中の室外機メンテナンスなどが実現できます。

-20℃WBの低外気温に対応

寒冷地や厳しい寒波による低外気温下においても、暖房は外気温-20℃WBまで運転が可能です。
(外気混合型空気調和機)

容易なメンテナンス

空気調和機はモータ機外設置(屋内設置型)により、運転中に機外からモータメンテナンスが行え、日常のメンテナンスが大変容易です。プラグファン(PH-DX型)においてはファンモータ直動により、ベルトレス化およびファン軸受レス化を実現し、日常メンテナンスの省力化およびメンテナンス部材が削減されます。室外機においても熱交室と機械室を分離しているため、運転中にパネルを外してのサービスが可能。万一の故障でも発生前の運転データを約30分自動記憶するため、迅速な原因究明・対策ができます。

高耐久・長寿命設計

空気調和機のメインフレームには、ステンレスを採用。さらに外装パネルにガルバリウム鋼板を使用することで、つねに湿度の高い空気調和機内において、錆の発生を抑え、高い耐久性と長寿命化を実現します。

高耐久・長寿命設計

ステンレス製メインフレーム

空冷セパレート型ヒートポンプ(室外機)

熱源機器や冷却塔、ポンプなどが不要なため、シンプルなシステム構築が可能。室外機には、オゾン破壊係数ゼロの新冷媒R410Aを採用し、圧力損失を改善。また、室外機内の熱交換器の最適化を図り、小型化と性能向上を両立しています。

最大配管長160m/最大高低差50m

空気調和機と室外機をつなぐ冷媒配管は、実長160m、実高低差50mを実現。室外機設置場所や配管設計の高い自由度を実現しています。

スムーズな運搬・搬入・施工

とくに更新工事では、組立式ケーシング構造(空気調和機の分割)により、運搬・搬入の軽減を図り、室外機は角穴を開けた架台とユニットベースを一体化することで、パレットなしでの運搬や吊り下げが可能となり、施工性を向上しています。また、空気調和機と室外機とは冷媒配管・配線(通信線)のみの接続であり、容易に施工が行えます。

特殊仕様に対応

屋外仕様のラインアップを充実しているほか、塩害対応や寒冷地対応なども可能。詳細はご相談ください。 複数台の室外機接続において、配管を一系統にする(集合配管)ことも可能です。

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