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床振動加速度と室内音圧
さまざまな環境における、空調設備を設置した際に発生する「床の振動」と「室内の騒音」に関する許容値を紹介します。
空調設備における床振動加速度レベルと室内音圧レベル
床振動の評価にはVL曲線、騒音の評価にはNC曲線を用います。
- VL曲線
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VL曲線とは、1~90Hzの周波数帯の振動加速度レベル(VAL:加速度のdB表示)にJIS規格(JIS C1510-1995)に準拠した感覚補正値(鉛直方向)を線図化したもので体感上の振動を評価する基準として用いる。
- NC曲線
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室内騒音評価のためのオクターブ別の許容値を示す線図をNC曲線という。オクターブ分析した音圧レベルを全ての周波数帯でクリアにする曲線をNC値として読み取る。
種々の環境における振動および騒音の許容値
- ※)dB(A):日本工業規格JIS C1502-1990に規定されている普通騒音計のA特性によって測定して得られる聴感補正ずみの音圧レベルのことであり、現行のわが国における騒音評価量として広く用いられている