
- 空調機(AHU)
- スペシャルモデル空調機
リリーフエアAHU
故障の不安を軽減し省エネ運転を実現
リリーフ エアAHUは、1台の空調機に2台のファンモータを搭載することにより、万一の故障への迅速な対応を可能にするとともに、通風時(運転中)の容易なメンテナンスや部分負荷時の省エネルギー化を実現します。
第25回 空気調和・衛生工学会 振興賞 技術振興賞 受賞
利用施設
- 病院
- 工場
- データ
センター - クリーン
ルーム
特長
故障の不安を軽減し省エネ運転を実現
どちらかのファンモータが停止しても自動継続運転が可能
給気ダンパには、ダンパ切替の手間と動力が不要な自力式ダンパを利用した「リリーフ エア AHU用給気ダンパシステム」を採用。それぞれのファンモータごとに独立して作動し、ファン運転時には「開」、ファン停止時には自動的に「閉」となる自動開閉機構を採用しました。
ファンモータ直動方式
RH-A、RH-B、RV-Bともに、ファンモータ直動方式を採用。ベルトレス化および軸受レス化により伝達ロスをなくし、軸動力を低減。ベルト・軸受交換に関わる時間、材料費、メンテナンスコストを低減します。
メインフレームに防錆性能の高いステンレスを採用

防錆力を持つステンレス製メインフレームにすることにより、湿度の高い空調機内での耐久性を向上しました。
省エネ性が高いRH-A型と、コンパクト設計のRH-B、RV-B
2タイプ構成でラインアップ
省エネルギー性が高く実績のあるPC型プラグファン搭載のRH-A(水平型)。1台のファンモータを搭載した空調機とほぼ同サイズのコンパクトなモータ 一体型プラグファン搭載RH-B(水平型)とRV-B(垂直型)。2タイプを用意しました。
RH-A

- ・省エネルギー性が高い実績のあるPC型プラグファンを採用
- ・仕様風量・静圧でファンを都度設計するオーダーメイドランナ方式
- ・モータ機外設置により、冷却ロスを解消
RH-B, RV-B
- モータ 一体型プラグファン搭載RH-B(水平型)
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- モータ 一体型プラグファン搭載RV-B(垂直型)
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- ・1台のファンモータを搭載した空調機とほぼ同サイズ(当社比)のコンパクト設計
- ・バックアップ機用スペースのない現場でも設置可能
1台の空調機に2台のファンモータを搭載。3バリューを実現
Value 1 安心(バックアップ)
どちらかのファンモータが停止すると、自動的にバックアップ運転
- 通常運転時
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- バックアップ運転時
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1台停止後、ただちにもう1台が約70%程度のバックアップ運転
リリーフ エアAHUは、万一、1台のファンモータが停止しても、もう1台のファンモータのみで通常運転時の約70%の風量を確保したバックアップ運転が可能です。しかも、1台停止後、ただちに停止した側の給気ダンパが閉じて、自動的にバックアップ運転に切り替わります。
2台のファンモータがそれぞれ独立構造になっているため、1台の運転停止がもう1台の継続運転に悪影響を与えません。
つねに最低限の風量確保を行い、サービス性の低下が大きな損害を招く業種に確かな安心を約束します。また、RH-BとRV-Bは、1ファン1モータ空調機とほぼ同サイズ(当社比)のコンパクト設計ですので、バックアップ機用スペースのない現場でも設置可能です。

Value 2 楽メンテ(通風時点検)
1台のファンモータを運転したまま、もう1台のメンテナンスが可能
運転中に、ファンモータのメンテナンス、修理、交換が可能
リリーフ エアAHUの2台のファンモータは、それぞれが独立構造になっているため、1台のファンモータで約70%程度の風量を確保した状態で、もうひとつのファンモータのメンテナンス、修理、交換が容易に行えます。これまで不可能だった空調機運転中のファンモータのメンテナンスを可能にしました。
なお、安全性確保のため、メンテナンス前に、一旦、2台のファンモータを停止し、メンテナンス対象のファン吸込口にフタをした後にもう1台の運転を再開してメンテナンスを行う必要があります。
- 12台のファンモータともに運転
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- 21台のファンモータが停止(故障)
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- 31台のファンモータを運転しつつ、
別の1台のファンモータを保守・修理・交換 -
- 42台のファンモータが復旧
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Value 3 省エネ(部分負荷運転)
部分負荷時は1台のファンモータを停止することで省エネルギー化を実現
台数制御で、容易に省エネ運転・低炭素運転が可能
空調負荷は、建物の使用状況や在室人員、外気状態などに大きく左右され、年間(シーズン)だけでなく、日間(デイリー)の大部分が部分負荷運転でまかなうことができます。リリーフ エアAHUは、2台のファンモータのどちらか1台を停止するだけで、送風性能を約70%・冷却加熱能力を約80%確保した部分負荷時の省エネ運転が可能。インバータやVAVなどの設備を必要とせず、運転ロスも軽減できます。
